近年、アートメイクは若い女性を中心に人気が高くなっています。実はアートメイクの施術は1回だけでなく2回以上したほうが良いんです。一体何故でしょうか?
本記事では、アートメイクが2回以上施術したほうがいい理由を大きく3つに分けて紹介していきます。
さらに、アートメイクを行う際の施術の間隔や、どんな人が2回以上行うべきかについても説明します。
アートメイクに興味がある方、これからアートメイクを受けたいと思う方はぜひ参考にしてください。
アートメイクはなぜ2回以上施術したほうがいいのか?
それではアートメイクはなぜ2回以上施術した方が良いのか3つの理由を紹介します
理由1:色素が外に排出されてしまうのを防ぐため
私たちの体には体内に入った余分なものを排除しようとする働きがあります。
また、古い細胞が剥がれ落ちて新しい細胞に入れ替わっていく、新陳代謝という現象もあります。
この働きと現象によって、せっかく体内に注入した色素が体外に排出されてしまうのです。
アートメイクは針を使って色素を体内に注入します。
この時、色素は肌の表面にある表皮とその奥にある真皮に入っていきます。
色素は体内で余分なものと認識され、徐々に排出されていきます。
さらに表皮は新陳代謝によってしだいに剥がれ落ちていきます。
真皮に入った色素はそのまま残るので消えませんが、表皮に入った色素は最終的にほとんど失われてしまいます。
要は時間が経過するにつれてアートメイクが薄くなるのです。
せっかくアートメイクをしたのにこれでは意味がありませんね。
初めてのアートメイクでは、体が色素に慣れていないので特に排出されやすいといわれています。
なので2回以上施術を行い、色素を体に慣れさせて排出されないようにしたほうがいいのです。
理由2:きれいな色を保つため
アートメイクは施術前にカウンセリングをします。
その時に色を決め、理想の色をになるように施術をします。
しかし、アートメイクを施術してすぐは理想の色に見えても時間が経つにつれ変色する場合があります。
原因として、理由1で説明した色素が抜けることが挙げられます。
色素が少なくなると、色の見え方が変わってしまい変色したように感じるのです。
実はこの問題も2回以上施術を行うことで解決します。
色素が抜けたのなら、再度色素を入れれば良いだけのこと。
再び理想の色に戻すことができます。
繰り返し施術を行うと、色素が抜けにくくなります。
なので長期間きれいな色を保てるようになるのです。
理由3:納得のいくデザインを手に入れるため
アートメイクは、一度入れると半永久的に残るタトゥーと違い、1〜3年程度で落ちていきます。
タトゥーより気軽にできるとはいえ、一度完成すると1〜3年は残りますので、太さや濃さ、形を失敗してしまうと取り返しがつかないことになります。
このような事態を防ぐためにも複数回の施術が有効です。
複数回に分けて施術することによって、デザインを微調整できるようになるからです。
最初から太く濃いアートメイクを入れてしまうと修正が難しくなりますよね?
しかし、あとから修正することを前提にしてアートメイクを入れれば、仮に納得いかないデザインになったとしても調節することが出来ます。
細かい調節を繰り返すことによって、よりナチュラルで納得のいく見た目になります。
最終的に満足できる仕上がりにするためにも、2回以上の施術はかかせないというわけです。
アートメイクの2回目の間隔は何日あけたほうがいい?
アートメイクの施術が終わったあと、間隔を空けずにすぐに施術を行うのは避けるべきです。
施術を行ったあとの肌は、針によって無数の傷がついています。
肌に傷がついていると色素が流出しやすく、その状態で再度施術を行っても色素がうまく定着しません。
施術後は肌がかなりデリケートな状態ですので、無理に繰り返し施術を行うと、菌が傷口に入り感染症を起こす可能性もあります。なので、傷が回復してから次の施術をするようにしてください。
傷が回復するまでの期間は人によって異なりますが、余裕を持って1ヶ月は空けたほうが良いです。間隔をしっかり空けることにより、定着力が高くなります。
また、先述しましたが肌では新陳代謝という現象が常に起きています。色素の注入された表皮細胞は、新陳代謝により外へ外へと押し出されていきます。このサイクルは4〜6週間で一周すると言われています。つまり、4〜6週間経つと最初に表皮内に注入された色素が全て排出されてしまうのです。なのでこの期間に再度施術を行ってもすぐに色素が排出され、もったいない結果になります。
この2つの理由より、2回目のアートメイクの施術は少なくても約4週間、間隔を空けてから行うようにしましょう。もちろん個人差がありますので、自分の肌の状態を見ながら必要に応じてもう少し短くしたり長くしたりしてくださいね。
アートメイクを2回した直後は濃い?薄くなる?
アートメイクは施術直後の色がずっと持つわけではありません。
時間が経つにつれて徐々に薄くなっていきます。これは2回目でも同じことです。
しかし2回目は、体が色素に慣れているので1回目と比べて薄くなりにくい傾向があります。
なのでアートメイクを2回した直後は比較的濃く残る場合が多いです。
アートメイクは基本的に、色素が入った直後ではなく数週間経過した後に仕上がりを判断します。
もし2回目のアートメイクの直後が濃いように感じても、しばらく待つようにしてください。
絶対に失敗したくない、自然な濃さにしたい、と思うのなら、事前のカウンセリングでどのくらいの濃さにしたいのかをしっかり伝えるようにしましょう。
アートメイクを2回やるべき人の特徴
アートメイクは肌に直接施術するので、個人の肌質にとても影響されます。
肌質により色素が定着しやすい、色素が抜けやすい等がありますので、2回以上施術を行った方が良いでしょう。
まず、脂性肌の人。
肌に油分が多いので、色素を注入するときに色素が定着しづらいです。
出血しやすい人は施術の際に血とともに色素が流れてしまい、上手く肌に入りません。
かゆみ肌や敏感肌の人は、肌をかいたり触ることによって色素が出ていくため色が薄くなるのが早いです。
さらに新陳代謝が良いと色素が排出されやすくなります。
新陳代謝は血流が良くなると活発化するので、日常的に運動をする人は要注意。
汗をかくサウナも新陳代謝をを促進します。
上記で挙げた条件に当てはまる人は通常と比べて色素が抜けやすいと言えます。
不安を感じる方必ず事前に施術者に相談をしましょう。
また、人によっては2回目の施術の後も色が抜けてしまい、3回目でようやく定着することもあります。
まとめ
ここまで、アートメイクは2回以上施術をした方が良い理由などについて述べてきました。
アートメイクをより美しく、きれいに長持ちさせるためには複数回の施術が必要です。
アートメイクは、気軽に出来ますし、メイク時間の短縮にもなり、上手くいけばすっぴんでも人前に出られるようになるとても便利な代物です。
しかし、一度だけの施術では満足のいく仕上がりを手に入れることができません。
理想のアートメイクのためにも、ぜひ2回以上の施術を受けることをおすすめします!
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